遊び心のチラリズム

著作者:やまだりよこ
出版社:ヨシモトブックス
デザイン:川名潤
発行年:2012年

桂三枝論

選者:竹内厚(編集者)

 桂三枝さんが落語界や、ラジオ、テレビなどのメディアで実現してきた、それまでの当たり前を覆すような試みの数々、実はとても波乱万丈な日々を著者のやまだりよこさんが多くの人に取材して、まとめた本です。私が編集を務めた本ですが、この半年ほど前に『師匠、五代目文枝へ』という書籍もつくっていて、こちらは三枝さんが一門の弟子ひとりひとりと話したもので、白い函入りの瀟洒なつくり。2冊連続でデザイナーの川名潤さんに装丁を担当いただき、どちらも本の中身、思いが手に取るだけでも伝わるようなツクリにしてもらいました。立場が変わっても、当たり前じゃない装丁を許容される六代文枝さんの生涯現役! の感覚が表れているでしょうか。

※内容・肩書きは、執筆当時

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